全室スイートの城を守り、進化させる。 【ホテル一筋】の男が見た「ホテル川久」の真価。
総支配人代理 Y.Hさん
前職のシティホテルでの7年間の経験を経て、現在は「ホテル川久」の総支配人代理として、売上等の計数管理から、部署の垣根を超えたオペレーションの統括まで、ホテル運営の要を背負う。
ーーー現在に至るまでのキャリアを教えてください。
高校卒業後、神戸にあるシティホテルに入社し7年間従事、その後ホテル川久に入社して今年で15年目になります。ホテル業界一筋でトータル22年、今年で40歳を迎える節目の年でもあります。 前職では約600室あるシティホテルでビジネスユースのお客様に対して主に対応してきました。現在は全室スイートの85室という、全く異なる「スモールラグジュアリー」な環境で、リゾートホテルならではの運営に深く関わっています。
ーーー総支配人代理として、現在はどのような業務を担っていらっしゃるのでしょうか?
数字の管理を含め、ホテル全体のクオリティ維持を統括しています。 以前の大規模なホテルとは異なり、全部署が一眼となって動かなければなりません。そのため、私が全体を把握することはもちろんですが、サービス、調理、営業といった部署間の「風通し」を良くし、全員が意見を出しやすい環境を作ることも、私の重要な責務だと考えています。

ーーーチームマネジメントにおいて、大切にしていることはありますか?
若いスタッフの「声」を吸い上げ、形にすることです。 伝統を守り伝えることも重要ですが、今の時代のニーズを最も理解しているのは、やはり若い従業員たちです。彼らの意見を常に汲み取り、例えば季節に合わせたフォトスポットの作成など、彼ら自身が考えたアイデアが実現されるようにサポートしています。自分たちで考えたことが形になる喜びを分かち合うことこそが、スタッフのやる気と成長に繋がる。そう信じて、若きプロフェッショナルたちが育つ『空気感』を守り抜いています。
ーーー長年ホテル川久で走り続けてきた、その想いの源泉は何ですか。
シンプルですが、「I love 川久!」という想いですね。 日本中を探しても、これほどの建築と世界観を持つホテルは他に存在しません。2020年からは「川久ミュージアム」として館内の一般公開も始め、年間1万人以上のお客様にこの非日常的な空間を楽しんでいただけるようになりました。 この唯一無二の場所で働いているという誇り、そして「日本でここしかないホテル」を背負っているという意識が、私自身、そしてスタッフ全員の自信となり、日々の原動力になっています。

ーーーこれからの「ホテル川久」をどのような場所にしていきたいですか?
この建築の持つ圧倒的な存在感は、日本中どこを探しても唯一無二のものです。しかし、私たちは『素晴らしい建築がある』という事実だけに甘んじるつもりはありません。 ホテルである以上、お客様が真に感動されるのは、人の手による『サービス』や『クオリティ』が、その壮麗な空間への期待を超えた瞬間だと信じているからです。
現在、ホテル川久には歴史ある舞台を守りつつ、新しい感性で挑戦できる若いスタッフが多く在籍しています。役職や社歴に関わらず何でも言い合える『風通しの良さ』こそが、今の私たちの最大の強み。この稀有な環境で、スタッフ一人ひとりが『ホテル川久を背負う』という誇りを胸に、訪れるすべての方の記憶に刻まれるおもてなしを追求し続けていきます。
